スモリ工業(宮城県仙台市)
須森 明社長(59)
「こだわりの職人技は要らない。ムダやムラを省くには邪魔だ!」
年間約270棟完工という県内トップクラスの実績を誇るのが、スモリ工業(宮城県仙台市)の須森明社長だ。同社の社長室には、資材や建材のサンプルが足の踏み場もないほど置かれている。
それら全てはコストダウンを実現する為に社長の指示で造られた試作品だ。何故そこまでしてコストにこだわるのか。その答えは一つ。品質の良いものを、適正な価格、正直な価格で提供したいだけだ。
「性能で勝ち、コストでも勝つ」
県内トップクラスの年間270棟完工
「性能品質で勝ち、コストでも勝つ。」
毎年270棟を完工し、地元ナンバーワンビルダーの地位を保ち続けているスモリ工業(宮城県仙台市)の強さの秘訣を一言でいうならそれだ。
しかし、「言うは易し、行うは難し」。性能品質を向上させながらコストダウンさせることほど困難なテーマはない。
須森「世の中の建材メーカーや住宅会社は、材料を細く、小さく、少なくしてコストダウンをしようとする“悪知恵的コストダウン”しか考えない。第一に品質、第二にコストだ。この順番を間違えたら絶対にダメだ」
では須森社長がコストダウンをするために、どこに目を付けたのか?数多くあるが、その代表格が「マネジメントコスト」だ。「マネジメント」とは文字通り“家づくりを管理する上で掛かるコスト”。例えばそれぞれの工事を職人に発注する手間・時間、各工事工程が問題なく遂行されているかを確認する手間・時間などもそれにあたる。
須森「家づくりのコストとして『材料費』『職人人件費』『マネジメント費』の3つに分けられる。理想の割合はすべて3分の1づつ。しかし現状はマネジメント費が5割、残りの2つが2割5分づつ。マネジメントコストを見直し・削減しなければコストダウンは実現できない」
同社がまず取り組んだのが、社内のマネジメントコストを削減するための“3つの禁止令“の発布だ。
①言葉だけで伝え るべからず。
②文字・記号だけで 伝えるべからず。
③白黒図面だけで 伝えるべからず。
この続きは工務店新聞8月25日号をご覧ください。
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