テレビ局の取材殺到!「地熱+壁集熱+残り湯床暖房」のユニークハッシブハウス
ソーケンアービック(千葉県我孫子市)
横田 昭社長(60)
地熱や太陽熱エネルギーをフル活用し、さらにQ値も1・7という高性能住宅を年間約50棟供給しているのが、ソーケンアービック(千葉県我孫子市)の横田昭社長だ。本社裏に実験棟を作り、同氏が考える理想の住まいを求めて挑戦の毎日だ。同氏の住宅技術に対する原点を取材した。
お風呂の残り湯を床下に循環させる省エネルギー床暖房も開発
高くては意味なし!!全部導入しても約50万円
本社裏に実験棟建設「とにかく自分でやってみる」
ーー最近はテレビの取材を受けるなど、御社の自然エネルギー活用住宅が注目を集めていますね。
横田 おかげさまで、テレビ朝日とテレビ東京の2局の情報番組で取り上げていただきました。放送からしばらくは問い合わせで電話が鳴りっぱなしでした。消費者の方からのお問い合わせもあったのですが、大半は、同業者の工務店さんから(笑)「実物を見せて欲しい」「技術提供してほしい」などです。当社はそういったFCのようなことは一切しておりませんので、すべて断りましたけど。
ーー御社の自然エネルギーハウスの仕組みを教えてください。
横田 当社のシステムは、地熱と太陽熱を組み合わせて冬場、夏場の冷暖房コストを軽減させるというものです。まず地熱ですが、地下約5メートルにパイプを通し、空気を循環させます。17~18度前後の地熱を基礎のコンクリートに蓄熱するのです。そこから各部屋に循環させるのです。
ーー蓄熱の効果を発揮しやすいオリジナルの基礎も開発されたとか。
横田 当社開発の基礎「グランドスラブ基礎」は、立ち上がり部分と基礎盤面がフラットな基礎です。通常のベタ基礎は12?15センチの立ち上がりがあり、その上に土台、柱というように重なっていきますが、当社の基礎は立ち上がりがなく、フラットな基礎盤面の上に土台、柱が立っていま。したがって、地震による横荷重で立ち上がり部分が転倒したりすることもないのです。
また打ち継ぎがありませんので、シロアリの進入経路を遮断することにもつながるのです。先程ご質問にもあったように、当社の基礎は蓄熱体として効果的です。コンクリート一体打ちしていること、基礎と土台を覆うように外側から基礎断熱を行っているため、通常のベタ基礎のように土台とコンクリート部分にすき間がありません。したがって冷気や湿気が入りにくいので、床下の温度変化が非常に少ない環境にできるのです。17~18度の地熱を効率よく蓄熱することができます。
ーーとは言っても、地中熱だけで真冬を過ごすのは厳しいですよね。
横田 確かに地熱だけですと冬場の熱源は足りません。そこで当社は、地熱に太陽熱を利用する仕組みを併用しています。具体的には「壁暖房」と呼んでいるシステムです。
ーー壁暖房? 壁から太陽熱を集めるのですか。
横田 そうです。実は冬場でも壁の温度は40~60度にもなるのです。
この続きは工務店新聞8月10日号をご覧ください。
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