シリーズ【二代目の苦悩】
先代から受け継いだ時には、なんと1億円の借金が...

ハウジング光正(滋賀県長浜市)
馬場光正社長(39)
工務店経営者にとって、避けて通れないのが事業承継問題。「後継者不足」など継がせる方の苦労も尽きないが、継ぐ方も継ぐ方で「先代の借金問題」や「古参社員との軋轢」など様々な悩みを抱えている。
今回はこういった事業承継にまつわる難題を乗り越えて行った二代目経営者たちにスポットを当てる。
父は元々左官職人。経営のことは何も教えてくれなかった。
滋賀県で戸建住宅と賃貸アパートの請負受注の傍ら、独自で編み出したコストダウンノウハウを全国の工務店に対して提供しているのがハウジング光正(滋賀県長浜市)だ。
同社の馬場光正社長が、この会社を受け継いだのが、大学を卒業して数年経った頃だった。先代は元々左官職人。なかなか器用で左官の仕事をしながら電気工事や水廻り工事も請けるようになり、今で言う「リフォーム業」のような業態で住宅事業を行っていた。
しかし経営はいつも不安定。馬場氏が大学を卒業する時に母親に「実家の仕事を手伝って欲しい」と 泣きつかれ、仕方なく実家に入社。右も左もわからない中で住宅営業を始めた。すると先代の父親は経営的なことを全て息子である馬場社長に委ねるようになった。
「父親は何も教えてくれなかった。しょうがないので下請け業者や大工に積算の方法や技術的なことを教えてもらった」......
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工務店新聞7月10日号をご覧ください。
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