土壁・土葺き瓦・オール三河材の伝統工法で坪約45万円、工期2ヶ月を実現
明城(愛知県安城市)
榊原勝己社長(65)
昭和19年、愛知県安城市生まれ。中学卒業後、ビスケット工場を経て、大工の仕事に興味を持ち、18歳の時に弟子入り。モットーは「金を作る為に家は造らない。家を造って金を作る」
オリジナルの地震対策工法「オブリーク工法」や竹組み不要「土壁パネル」など独自な発想で新たな技術を生み出しているのが、明城(愛知県安城市)榊原勝己社長だ。中学卒業後、地元の親方に弟子入り、たたき上げの大工として47年もの間、地域で住宅を提供してきた同氏の住まいに対する思想を聞いた。
ーー昨年度の長期優良住宅先導的モデルや地域木造住宅市場活性化推進事業(三河自然素材家づくり研究会で採択)など様々なモデル事業に採択されるなど、独自の技術開発をいくつも行われていますね。それらの発想はどこから生まれるのでしょうか。
榊原 私は中学卒業後、地元の親方に弟子入りして以来47年もの間、自分で経験・体験したことをベースにして物を考えています。すべての発想の原点は体で覚えたこと。それを組み合わせているだけです。
ーー例えば地震対策工法である「オブリーク工法」ですが、ユニークな考え方ですよね。これも自身の体験から編み出されたものなのですか。
榊原 そうですよ。大工の技をもってすれば、木組みだけで床剛性を出せると考えたのです。この工法は2階部分の床組の仕方を変えただけ。通常横架材に対して平行に梁や火打材、根太を組みますが、同工法の場合、全てを斜めに交差させて組むのです。これにより地震によるねじれを防ぐことができるのです。これだけでも床倍率2・2倍ですが、さらに40㎜厚の無垢の杉板を張ると4倍を超えます。……
この続きは工務店新聞7月25日号をご覧ください。
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