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09年1〜3月期 全国集客数実態調査

2009年5月29日

09年1〜3月期
全国集客数実態調査REPORT

1月~3月の集客数は、今年後半戦の契約状況に多大な影響を与えるだけあって、その動向は気になるところだ。全国の有力ビルダーにアンケートを行い、集客数の増減について調査した。薄々感じているだろうが、2009年の出足は決して良くなかった。では、集客が伸び悩む中、各社どのような対策を講じているのだろうか。

社員のブログが人気に 

数年前から言われていることだが、今回の調査で改めて「総合住宅展示場」への集客数減少が顕著となった。「総合住宅展示場」「単独モデルハウス」「新聞・雑誌広告」などの従来型の集客手法が軒並み集客数を減らしている。
一方、インターネットによる集客経路が40%近く増加している。

新産住拓(熊本県熊本市)でも昨年同期比85%もネット経由の問合せが増加した。
「特別なコストを投じでネット対策を行っているわけでは無い。社員によるブログが人気で、当欄の再訪問率が高くなっています」(同社 小山英文社長)。

瞬発力は無いが、日々更新を怠らなかったブログ更新作業がボディブローのように効き始めているのだろう。

コスモホーム(熊本県熊本市)でも、昨年より不動産系の大手検索サイトに登録。土地なしユーザーを中心に昨年の3倍近い集客をマークした。

一方、他の手法で集客数減少をカバーしている企業もある。県内トップクラスの契約数を誇るウェルズホーム(福島県郡山市)の菊地祐司社長だ。元々同社は年間288件の新規集客から86棟を受注という高い契約率を誇るが、集客数が落ちた。

そこで新たな試みとして3〜5月はチラシのサイズを落として、折り込む回数を増やした。また、従来同社が得意としたコストパフォーマンス重視の住宅とは異なる、高級なイメージの70坪の住宅の完成見学会を開催。2日間で40組を集客した。こうしたテイストの新しい常設モデルハウスを5月に着工し、9月にオープンさせる予定だ。

クオレ・ホーム(富山県富山市)は、集客数減少を予測して、完成見学会の開催回数を増やした。その結果、1月は68件と前年比206%、2・3月も150%ペースの集客増という好成績を残した。

昨年は1月に1・5回開催のペースだったが、今年は年初から月3回ペースで開催。1回平均来場者数も減少傾向にあったが、その落ち込みも回数でカバーしたカタチとなった。

このように各社昨年から2009年の年明けから消費マインドは冷え込むことを予測し、何らかの対策を講じてきた企業には徐々に明るい兆しが見え始めている。

春商戦最後の砦ともいえる“ゴールデンウィーク”でも、何らかの手を打った企業とそうでない工務店とでは明暗がクッキリ分かれた模様。

リバティーホーム(東京都江戸川区)もGWにあわせてモデルハウスを建て替え。「ゴールデンウィークの集客は悪かった・・・との声を聞きますが、弊社は新モデルハウスの効果で115組の集客がありました。例年は60組ほどですので倍近い来場者となりました」(同社粟津宏之部長)

同社のように2009年後半戦のスタートダッシュに成功したところもある。しかしあくまで集客は入り口に過ぎない。今後の営業活動次第で結果は大きく変ってくる。本紙では定期的に集客のみならず各社の契約状況もリサーチし、レポートしていく予定だ。

※詳しいグラフやデータは本紙にて掲載


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